*絵本の記録*

絵本や読み聞かせについての個人的記録。

赤ちゃんにどんな絵本を読もうかな 乳児保育の中の絵本の役割

赤ちゃん(0〜2歳)への読み聞かせに関する本です。

私が気になった部分を記録しておきます٩( 'ω' )و

 

絵本の読み聞かせを、保育の繋ぎにしてはいけない
●子供が絵本好きなのを良いことに、絵本で静かにさせようとか泣きやませようととか、助け舟的に使っていると
子供たちは絵本の本当の楽しさを十分に感じることができない。義務的な読み聞かせは子供たちを絵本から遠ざけてしまう。

●絵本は、文化と美術の総合芸術。
時の読めない子供たちは、絵本を読んでもらいながら、色々な世界を知り、感じ、言葉の世界を享受する。
絵と文を融合させてイメージを膨らませることで、言葉で考えることを習慣化できる。
●日々の体験が豊かであればあるほど、絵本に出会うことでイメージする力が育って行く。(読み聞かせと並行して、実際に色々体験できる機会をたくさん作る)

●赤ちゃんが一番機嫌の良い時に読む
・離乳食やミルク後の満腹のとき
・トイレ後やオムツ替えた後
・眠くない時

●毎日必ず読む
わずか15分でも、毎日続けることで赤ちゃんはその時間を待つようになる。
大人の都合でその時間が無くすのは、赤ちゃんの楽しみを奪うことになる。
(読み聞かせに限らず)いつも変わらず、その時間が自然に訪れて流れて行くという営みが、大人への信頼と次への見通しを、そして期待感を育てていく。


赤ちゃんが絵本好きになる為に
●絵本がいつも自由に手に取れるようにする
絵本は消耗品と割り切る。
日頃よく読んで貰っている赤ちゃんは絵本が大好きなので、本棚から自分でわ取り出してひとりで絵本を見ながら大人しく過ごす力を持っている。
わざと本を汚したり破ったりする子はいない。そんな赤ちゃんの力を信じて、いつでも自由に絵本が見られる環境設定を。

●赤ちゃんが絵本を読んでと持って来たら、いつでも読んであげる
発達途上の赤ちゃんにとって、絵本の読み聞かせの時間は自分の知らない楽しい世界を運んでくれる嬉しいひととき。
即、自分の気持ちに応えてくれた大人の気持ちが嬉しくて、そのうえ絵本が楽しい。そんな関係性を心にしっかり刻んで大きくなっていく。

●絵本の時間は自由で楽しい時間に
どんなに大好きな絵本でも、無理に座らされ、強制力を感じさせるような読み聞かせには抵抗を示し、逃げてしまいます。
椅子なんていらない。
膝に座る子、寝転がる子、声をあげる子、絵本を触る子、イラストのマネをする子…
制約されないで、絵本に触ったり自由に体を動かしたりして、能動的参加ができることに嬉しくて絵本を好きになっていくのです。

 

0歳児の発達と言葉と絵本
①4〜6ヶ月の赤ちゃんか喜ぶ読み聞かせ
・擬音や擬態、リズムのある絵本
・絵は輪郭がハッキリしていて小さい書き込みが無く、動物や人が正面を向いている
・視力が十分ではないので、本をできるだけ近く、赤ちゃんの目線に合わせて
・優しく柔らかい声で、ゆっくりていねい
・笑顔で穏やかに
目が本を見てなくても、聞く世界は開かれており、じっと聞き入ってくれます。

 

②7〜12ヶ月の赤ちゃんが喜ぶ読み聞かせ
・絵は、赤ちゃんが知っている身近な物が描かれているもの
動物や食べ物乗り物、身に付けるもの
・擬音や擬態語などの楽しくてリズムのある繰り返しの言葉のあるもの
・読んでいるところを指で押さえて、赤ちゃんの視線を誘う
赤ちゃんが指した所を見たら、目を合わせて微笑む。これを繰り返していくうちに、絵本との関わり方を知り楽しみ始める。
・10ヶ月頃になると、大人の動作や言葉を盛んに真似るようになる。これは言葉への関心がすすんでいる証。
但し、大人が意図的に働きかけないと多くは出現しない。
絵本に登場する動物などの身振りをして見せると、赤ちゃんは真似をしながら絵本の中の楽しそうなことや印象に残った物などをイメージで捉え遊び始めます。

 

1歳児の発達と言葉と絵本
この頃になると、絵本が自らの知的要求を満たしてくれるものとして受け入れ始め、生活の中に無くてはならない存在になり、ひとりで本を取り出してめくって見たりする。いつも読んでくれる人を見つけると、絵本を持って来て読んでと差し出してくるようになる。
知ってる絵や言葉やストーリーに反応し、一緒に絵本の世界を楽しめるようになる。

 

③1歳前半の子供が喜ぶ読み聞かせ

・簡単なストーリー
・子供にとって身近な物事が描かれている
・リズムのある繰り返しことば
・大きくハッキリした絵
・一場面完結の赤ちゃん絵本では満足しなくなり、生活に密着した簡単なストーリーのある絵本を好むようになる

・テンションを上げ、メリハリをつけて、てもゆっくり読む
・子供の反応、指差しに応える
◯◯だね、と言葉にして受け止めると言葉への関心がより高まり、絵本への興味も出てよく見るようになる
・読み聞かせの余韻を楽しむ
・簡単なごっこ遊びを楽しむ
絵本から食べ物を取り出して一緒に食べるマネをしたり、絵本の動物になりきって身振り手振りで表現する楽しさや、イメージすることの楽しさを知るキッカケになる。

 

④1歳後半の子供が喜ぶ読み聞かせ
言葉と物のイメージが一致してくる為、絵本は語彙数を増やして行く大きな役割を担う。絵本の読み聞かせを日課として位置付けることで、絵本から言葉や遊びを取り入れて生活や遊びを膨らませるようになる。
・生活や遊びの身近なものが描かれている
・生活や遊びの中によく使う言葉がリズミカルに描かれている
・絵や文から探したり理解する喜びをもたらすもの
・遊びに繋がる
・やっと言葉がわかるようになったばかりなので、しっかり言葉が伝わるようにゆっくり読む
集中しない子がいると、つい早く読んで終わらそうとしがちですが、逆効果。その子を含めて一人一人の子供に向かって話しかけるようにゆっくり読んで絵本への興味を促す。
・伝えたい言葉を強調して読む
特に伝えたい言葉はアクセントを付けたりして印象に残るようにする。読み手が面白く読むと、子供達もそのことばを言いたくなり、真似します。子どもは、良い言葉と出会いそれを真似して自分で声に出して言うことで、その言葉を心の中にしまいこんでいく。
・絵にも関心が出てくるので、絵をゆっくり見るようにする
・子供の指差しを受け止める
指差しは子供が言葉を理解している証。ことばを聞き、その言葉に対する絵を見つけて指差すという行為は、絵本に書かれていることを理解できたという喜びの表現。中断しても、そうした思いを受け止めて共感してから、再び読み進むのが良い。
・読んだ後は、お話を再現して遊ぶ
絵本を読んだ後は、絵本の中のことを再現して遊ぶ。乗り物の絵本なら汽車ごっこやバスごっこ。動物の本ならゾウやウサギになりきって。子供達はえほんの中で知った言葉を体で表現することを通して、より確かなものにしていきます。もちろん絵本をよむ前後には、散歩などの実体験をしっかりしていくことも忘れずに。

 

2歳児の発達と言葉と絵本

⑤2歳児の子供が喜ぶ読み聞かせ
・絵を見て言葉の理解が深まる、絵を読むことができる絵本
耳で言葉を聞き、目でその言葉の絵がどのように描かれているかに興味を持ち始める。言葉がわかればわかるほど、目を皿のようにして絵を見る。
・子供の発見に応え、気持ちを受け止めながらゆっくり読む
絵本の中の細かい書き込みにも視線が行くようになり、色んな発見をして喜ぶようになる。「あったね」「よくわかったね」など受け止めてから読み進める。無視してとりあえず最後まで読む、ということをすると、心の中で絵本の内容を受け止める力が育たない。

⑥2歳児期(3歳代)の子供が喜ぶ読み聞かせ
・少し長いストーリー性のある絵本
・現実の世界から生まれるハラハラドキドキ感のある絵本
・想像遊びに広がる絵本
・言葉が子供の心に届くように、はっきりゆっくり読む
少し長いおはなしを読むときは「すこーし長いけど、おしまいまできけるかな?」と声をかける
・絵の中の言葉が読み取れるように、絵をゆっくり見せる
・読んでいる最中の指差し、言葉はさみは最小限にして最後まで読み通す
途中で中断すると、せっかくの物語が面白くなくなることを知らせるのもこの時期になると大切。言って解る月齢なので、「ちょっと待ってね」など言えば最後まで見ることができるようになるでしょう
・読んだ後は子供が納得するまで絵をよく見せてあげる

 

その他

著者は保育士の方ということで、大勢に向けての読み聞かせのポイントなどもあり。

また各年代への読み聞かせ方やそれにに対する反応、オススメ絵本もたくさん紹介されてます✨

 子供の指差しへの対応も年齢によって変えていくというのも為になったし、読み聞かせのスタイルは必ずしも行儀よくなくても良いという大らかな考えはとても安心できました

この本をよんでから、1日に最低でも2回(出来れば3回)読み聞かせをするようにしています(*^ω^*)

とっても為になりました〜

 

赤ちゃんにどんな絵本を読もうかな―乳児保育の中の絵本の役割 (保育が好きになる実践シリーズ)

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